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「りんごは脂肪を分解してくれるの?」「1日何個まで食べていいの?」「3日間りんごだけ食べたら痩せる?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
先に結論を言うと、りんごの成分が体脂肪を直接分解することを示す確立した根拠は確認できませんでした。一方でりんごを取り入れた食事介入で体重減少を報告した研究はあり、両者は別の論点です。りんごは食物繊維やカリウムなどを含む食品ですが、食べるだけで痩せる特別な食品ではなく、長期的な体重の変化には摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが大きく関わります。
この記事では、りんごのカロリーと栄養成分、「脂肪を分解する」という説に根拠があるか、りんごだけを食べる単品ダイエットの危険性、1日に食べてよい目安量、バナナとの比較、腎臓病・アレルギーの方の注意点までを、医師の監修のもとで解説します。
【監修医師】与那覇 靖(URARAクリニック 統括院長)
浜松医科大学卒業。日本内科学会・日本抗加齢学会・日本肥満症治療学会所属。
安全のため、以下に当てはまる方はサービスを提供できないことが多くございます。何卒ご留意ください。
18歳未満75歳以上/BMIが18.5以下/がん/心疾患/肝疾患/腎疾患/妊娠中/授乳中/産後3ヶ月以内の方
りんごの研究で分かること、分からないこと

結論:りんごの成分が体脂肪を直接分解する、という確立した根拠は確認できませんでした。一方で、りんごを取り入れた食事介入で体重減少を報告した研究はあります(de Oliveira MC, et al. Nutrition. 2003)。過体重の女性を対象に、1日3回りんご・洋なし・オートミールクッキーのいずれかを摂取してもらいながら減量食を指導した試験で、りんご群でも体重減少がみられたというものです。ただし、この結果は食事指導とセットの介入結果であり、りんごの成分が体脂肪を直接分解することや、普段の食事にりんごを追加するだけで減量できることまでは示していません。
長期的な体脂肪の増減には、摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが大きく関わります。短期の体重は水分や消化管内容物などでも変動し、病気や薬の影響を受ける場合もあります。
りんごを食事に取り入れること自体は、間食を見直すきっかけや、食物繊維・カリウムなどの栄養素を補う一つの方法になり得ます。ただし、間食などを置き換える場合は、置き換え前後の量とエネルギーを確認し、何を減らして何をりんごに置き換えるかという食事全体の設計が重要です。
りんごのカロリーと栄養成分

文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」によると、りんご(生・可食部100gあたり)の主な成分は次のとおりです。
| 成分 | 皮なし | 皮つき |
|---|---|---|
| エネルギー | 53kcal | 56kcal |
| 炭水化物 | 15.5g | 16.2g |
| 食物繊維 | 1.4g | 1.9g |
| カリウム | 120mg | 120mg |
りんご1個(可食部)はおおよそ250〜300g程度と仮定すると、皮なしは約133〜159kcal、皮つきは約140〜168kcalが目安になります。実際の重量は品種や大きさによって異なるため、量を確認する場合は芯などを除いた食べる部分を量ってください。りんごには炭水化物のほか食物繊維、カリウムなどが含まれますが、りんごだけで必要な栄養素を満たすことはできません。糖質を含む食品であることに変わりはなく、食べる量は食事全体の中で考える必要があります。
URARAクリニックの公式LINEでは、カウンセリングのご予約やご相談を受け付けています。
「りんごは脂肪を分解する」という説の出どころ

「りんごが脂肪を分解する」という説について、本記事の執筆にあたり確認した範囲では、りんごに含まれる特定の成分が体脂肪そのものを直接分解するという、査読を受けた確立した学術的知見は確認できませんでした。
りんごの魅力を紹介する生産者団体・業界団体のサイトなどで効果が語られていることもありますが、効果に関する情報は発信元だけで判断せず、引用された研究の対象・方法・利益相反を確認する必要があります。培養細胞・動物・抽出成分を用いた結果を、そのまま人が通常量のりんごを食べた場合の効果に置き換えることはできません(医療サービスを提供する当院自身にも利害関係がある点は同様です)。
特定の食品を食べるだけで脂肪が分解される、という考え方自体を前提にせず、食事全体の内容とエネルギー量を見直すことを優先しましょう。
りんごは1日何個まで?食べる時間帯は関係あるか

「1日何個まで食べていいか」という点について、適量はりんごの大きさや食事全体、健康状態によって異なり、誰にでも共通する明確な個数の基準はありません。一般的な参考として、健康日本21(第三次)では果物の摂取量を1日200gとする目標が示されています。りんごだけで200gをとるなら、可食部250〜300gのりんごで約3分の2〜5分の4個に相当しますが、これは果物全体の目標であり、他の果物を食べる分も含みます。誰にでも当てはまる上限や、減量を保証する量ではありません。糖質を含む食品であるため、他の主食や間食の量と合わせてエネルギー量を考える必要があります。
「朝りんご」「夜りんご」など食べる時間帯による違いが語られることもありますが、本記事で示した資料からは、りんごを朝に食べる方が夜より減量に有利、とは判断できません。食事時間全般の研究を、そのまま「朝りんご」「夜りんご」の効果とすることもできません。朝食を欠食しがちな方が、調理不要で食べやすいりんごを朝食に取り入れることは選択肢の一つになり得ますが、りんごだけで一食を済ませず、たんぱく質を含む食品などと組み合わせてください。
りんごだけの単品ダイエットは危険

「3日間りんごだけ食べれば痩せるのでは」と考える方もいますが、特定の食品だけを食べ続ける単品ダイエットは、栄養バランスを大きく崩し、体調不良を招く可能性があるため推奨されません。成人でBMI18.5未満の方や成長期の方、妊娠・授乳中の方は、この記事を参考に自己判断で減量や食事制限を始めないでください。持病がある方や服薬中の方は、食事を大きく変える前に主治医へ相談してください。糖尿病の治療中は、食事量の急な減少で低血糖が起こる場合があります。食べることへの強い恐怖、過食や嘔吐などがある方は、減量より先に医療機関へ相談してください。
りんごは糖質と食物繊維を含む一方で、たんぱく質や脂質はほとんど含まれません。りんごだけでは必要なたんぱく質や脂質、その他の栄養素を十分に摂れません。食事量も極端に減らすと、筋肉量の減少や体調不良につながるおそれがあるため、単品だけで食事を済ませる方法は避けてください。3日間で体重が減っても、減った分が体脂肪とは限りません。食事量の減少によって、グリコーゲンに伴う水分や消化管内容物も変化するため、体重計だけでは脂肪や筋肉の減少量を判断できません。りんごだけの食事は行わず、実行中にめまい・冷汗・動悸・脱力などが出たら中止し、速やかに医療機関へ相談してください。意識がおかしい、けいれんがある場合は直ちに119番通報してください。
なお、りんごと同じく単品ダイエットの対象になりやすい食品として、バナナについても同様の注意点があります。「りんごとバナナ、どちらが太りやすいか」という比較がされることもありますが、どちらも食べる量や食事全体との組み合わせ次第であり、食品単体を太る・太らないで単純に比較できるものではありません。
腎臓病の方の注意点とアレルギー

腎機能が低下している方、血液検査でカリウムが高いと言われた方、カリウム値に影響する薬を服用している方は、量を増やす前に主治医や薬剤師へ相談してください。りんご100gあたり120mgのカリウムを含みます。腎臓病でも一律に制限が必要とは限らず、検査値などに応じて判断されるため、具体的な目安は自己判断せず主治医や管理栄養士の指示に従ってください。
りんごを含む一部の果物やバラ科の果物(もも・さくらんぼ等)でアレルギー症状が出ることがあります。口のかゆみやじんましんなどが出たら、直ちに食べるのをやめ、速やかに医療機関へ相談してください。息苦しさ、喉の締め付け、声のかすれ、繰り返す嘔吐、全身のじんましん、顔や唇の腫れ、ぐったりする・意識がもうろうとするなどの症状や、症状の急速な悪化がある場合は、直ちに119番通報してください。アドレナリン自己注射薬を処方されている方は、事前に医師から指示された症状が出たら直ちに使用し、救急車を要請してください。
りんごや食事を見直しても体重が落ちにくいときは

りんごを含めた食事の内容を見直しても体重が落ちにくい場合、すぐに治療を検討する前に、まず食事全体の量やバランス、活動量に不足や偏りがないかを確認することが先です。体重の変化には食事や活動量のほか、病気、薬の影響、体内の水分量なども関係します。急な体重変化やむくみ、強い疲労感がある場合は、まず医療機関に相談してください。
それでも変化が見られない場合や、そもそも自分に減量が必要かどうか判断しにくい場合は、URARAクリニックの『医療美痩身』にご相談ください。診察で減量の必要性と健康状態を医師が確認したうえで、適応がある方に、管理栄養士による栄養指導をはじめ、内服薬・注射薬・機器による施術などを組み合わせる複合治療をご提案しています(自由診療・効果には個人差があります)。
URARAクリニックの症例

症例No.00122|30代女性・163cm|74.6kg→69.3kg(−5.3kg)
治療内容:遺伝子検査、次世代医療機器、脂肪溶解注射、ダイエット点滴、ダイエット薬、オリジナルサプリメント(NMNサプリ・漢方サプリ・プロテイン)、医師の問診・栄養指導を組み合わせた複合治療 症例の詳細を見る

症例No.00100|50代女性・155cm|61.5kg→56.5kg(−5.0kg)
治療内容:遺伝子検査、次世代医療機器、脂肪溶解注射、ダイエット点滴、ダイエット薬、オリジナルサプリメント(NMNサプリ・漢方サプリ・プロテイン)、医師の問診・栄養指導を組み合わせた複合治療 症例の詳細を見る

症例No.00118|40代女性・148cm|72.2kg→69.2kg(−3.0kg)
治療内容:遺伝子検査、次世代医療機器、脂肪溶解注射、ダイエット点滴、ダイエット薬、オリジナルサプリメント(NMNサプリ・漢方サプリ・プロテイン)、医師の問診・栄養指導を組み合わせた複合治療 症例の詳細を見る
治療期間の目安:3ヶ月程度(通院は月1〜4回程度)
※コース総額 97,000円〜1,812,000円(税込)。表示の月額は当社指定の信販会社をご利用した分割料金。詳細はカウンセリング時にご説明します。
副作用・リスク:赤み、ヒリヒリ感、稀に強いひりつきや水ぶくれ、知覚過敏、無感覚、内出血、じんましん、凍傷、施術後数日の痛みやしびれ、便秘、吐気、腹満、下痢、倦怠感、頭痛などの症状が出る場合があります。
※効果には個人差があります。
上の症例は、URARAクリニックの『医療美痩身』を実際に受けた方で、体重の変化は複合治療全体の結果です(りんごや特定の食品単独の効果を示すものではありません)。治療の内容・標準的な費用・主なリスクは、施術・料金のページとカウンセリングでご確認ください。
よくある質問

Q. りんごダイエットに効果はありますか?
りんごの成分が体脂肪を直接分解するという確立した根拠は確認できませんでした。一方でりんごを取り入れた食事介入で体重減少を報告した研究はありますが、食事指導とセットの結果であり、りんごを追加するだけで減量できることまでは示していません。
Q. りんごは脂肪を分解しますか?
りんごに含まれる特定の成分が体脂肪そのものを直接分解するという、査読を受けた確立した学術的知見は確認できませんでした。効果に関する情報は発信元だけで判断せず、引用された研究の対象・方法を確認する必要があります。
Q. りんごは1日何個まで食べていいですか?
誰にでも共通する明確な個数の基準はありません。参考として健康日本21(第三次)は果物摂取量を1日200gとする目標を示していますが、これは果物全体の目標で、りんごだけの上限や減量を保証する量ではありません。
Q. 朝と夜、りんごを食べるならどちらがいいですか?
本記事で示した資料からは、朝に食べる方が夜より減量に有利とは判断できません。朝食に取り入れる場合もりんごだけで一食を済ませないようにしましょう。
Q. 3日間りんごだけ食べると痩せますか?
特定の食品だけを食べ続ける単品ダイエットは、栄養バランスを大きく崩し体調不良を招くおそれがあるため避けてください。3日間で体重が減っても、その分が体脂肪とは限らず、体重計だけでは判断できません。実行中にめまい・冷汗・動悸・脱力などが出たら中止し、速やかに医療機関へ相談してください。
Q. りんごとバナナ、どちらが太りやすいですか?
どちらも食べる量や食事全体との組み合わせ次第であり、食品単体を太る・太らないで単純に比較できるものではありません。詳しくは「バナナはダイエットに向いている?」の記事もご覧ください。
Q. 腎臓病でもりんごを食べていいですか?
腎機能が低下している方、血液検査でカリウムが高いと言われた方、カリウム値に影響する薬を服用している方は、量を増やす前に主治医や薬剤師へ相談してください。腎臓病でも一律に制限が必要とは限らず、検査値などに応じて判断されます。
Q. りんごを食べて体調に異変を感じたらどうすればいいですか?
口のかゆみやじんましんなどが出たら、直ちに食べるのをやめ、速やかに医療機関へ相談してください。息苦しさ、喉の締め付け、声のかすれ、繰り返す嘔吐、全身のじんましん、顔や唇の腫れ、ぐったりする・意識がもうろうとするなどの症状があれば、直ちに119番通報してください。
まとめ

りんごの成分が体脂肪を直接分解するという確立した根拠は確認できませんでした。りんごを取り入れた食事介入で体重減少を報告した研究はありますが、りんごを追加するだけで減量できることまでは示していません。りんごは食事に取り入れられる食品の一つですが、食べるだけで痩せる特別な食品ではありません。
りんごだけを食べ続ける単品ダイエットは栄養バランスを崩すため避け、BMI18.5未満・成長期・妊娠授乳中・持病服薬中の方は自己判断で始めないでください。腎機能が低下している方やカリウム値に影響する薬を服用している方は量を増やす前に主治医や薬剤師へ相談してください。食後にアレルギー症状が出た場合、軽い症状でも摂取を中止して受診し、息苦しさ・喉の締め付け・全身のじんましん・顔や唇の腫れ・意識がもうろうとする感じがあれば直ちに119番通報してください。体重が落ちにくいときは、まず食事全体を見直すことから始めましょう。
URARAクリニックでは、医師が診察し、管理栄養士と連携しながら、一人ひとりの状態に合わせた全身の体重・体型管理『医療美痩身』をご提案しています。
まずはお気軽に無料カウンセリング予約をお申し込みください。ご自身のダイエット目的・健康状態に合わせたプランをご提案します。
記事の監修者

統括院長
20年以上にわたり、内科医として循環器や糖尿病患者の診療を担当してきました。疾病を予防するためには、肥満を克服することが極めて重要ですが、健康的な方法での体重減少は簡単なことではありません。痩身が実現できないかとの思いから、医療痩身の分野に足を踏み入れました。信頼性の高いエビデンスに基づいた新しい痩身メソッドの確立を目指し、『美痩身』を実現するために尽力しています。
人生100年時代における美容と健康に貢献すべく、医療技術及び健康への飽くなき探求を行い、”美と健康の医療的プロフェッショナル集団”であり続けるよう、日々邁進しております。ぜひご来院お待ちしております。
【経歴】
- 1992年3月 浜松医科大学卒業
- 1998年4月 名古屋大学医学部附属病院勤務
- 2000年10月 医療法人尚徳会ヨナハ総合病院勤務
- 2015年4月 医療法人尚豊会みたき総合病院勤務
【所属学会】
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
- 日本人間ドック学会
- 日本抗加齢学会
- 日本再生医療学会
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